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家のこと(新築)
2021.12.05. SUN
音量を見える化する「防音性能検査」
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家の防音性能を高める必要性
家の立地によっては、近くに電車が通っていたり、バスや自動車など交通量が多い道路に面していたりすることもありますよね。
ほかにも、隣のお家との距離が近く、ペットや子どもの声が外に漏れ出てしまうのが心配…ということもあるでしょう。
快適な住まいの実現のためには、家の防音性能を高めることはとても大切なことです。
より安心した住まい環境にするために、防音性能の高い家に住むメリットをご紹介します。
近隣トラブルを防ぐことができる
家の防音性が低いことで、近隣トラブルに発展するケースはよくあります。
たとえば、子どもや赤ちゃんの声、ペットの鳴き声、テレビや音楽の音、掃除機などの家電製品の音、家族の話し声、ピアノなどの楽器の音など。
テレビの音や人の話し声は、配慮することで多少改善することができますが、赤ちゃんや子どもの声、ペットの鳴き声というのは「静かにしなさい」と言ってもなかなか難しいものですよね。
しっかり防音性能を高めた家に住めば、外部への音漏れの心配がなく、快適に暮らすことができるでしょう。
外部からの騒音ストレスを軽減できる
冒頭でも触れましたが、電車や自動車の音、通行人の話し声など様々な外部からの“騒音”も積み重なれば大きなストレスになります。
特に夜間は、シーンと静まり返っていますから、外部からの騒音が気になって眠れない…という方もいるかもしれませんね。
勉強や仕事に集中できなくなってしまう恐れもありますから、防音性能を高めるということは非常に重要なことと言えるでしょう。
プライバシーを守ることができる
防音性能が低いと、家族の会話や電話の話し声も外に漏れ出てしまうことがありますよね。
会話の内容によっては、プライバシーにかかわることもあるので注意したいところでしょう。
場合によっては、個人情報流出の危険や近所の噂話のネタになってしまうことも…。
家族間の会話も楽しくするためには、高い防音性が必要になりますね。
家の防音性能はどうやってチェックする?
家の防音性能を確かめるためには、高機能騒音機にて測定します。
測定方法
同じ条件で発生する音を「屋外」と「室内」で計測します。
「屋外」と「室内」で表示された結果を見て、どれだけ防音効果があるのかを検査します。
私たち無添加建築設計では、この一連の検査を、引き渡し前または引き渡し時にお施主様と一緒に確認し、説明していきます。
数値化されることで、非常に分かりやすく防音効果を感じてもらえると思いますよ。
弊社ではセルローズファイバーという吸音効果の高い素材による防音効果が得られますが、玄関や開口部などの極端な場所や家具から伝わる振動音など全てを防音することはできません。
音量(デシベル)の定義とは?
音の大きさや電波の強さを表す際に使われるのが「デシベル(dB)」。
騒音計にて検査し、表示された「○○デシベル」という数値を見ても、あまりピンと来ないという方も多いですよね。
以下に身近な音の例とデシベルの関係についてご紹介します。
120dB / 飛行機のエンジン音
110dB / 車の警笛・ピアノ
100dB / 電車が通る時のガード下
90dB / 騒々しい工場の中・カラオケ
80dB / 電車の車内
70dB / 騒々しい事務所・電話のベル
60dB / 普通会話・静かな乗用車
50dB / 静かな事務所・エアコン(室外機)
40dB / 図書館・市街地の深夜
30dB / ささやき声・郊外の深夜
20dB / 木葉のふれあう音・置時計の秒針
音量デシベルの定義
基準となる音圧は通常人の耳に聞こえる最小音の2×10-5N/m2と比較してどの程度大きいという表現です。
音量(dB)=20×log(対象の音圧/基準音圧)
上記でわかるとおり、数値が高ければそれだけ、人は「不快だ」と感じる音になっていきます。
音の感じ方には個人差がありますが、一般的には50デシベルくらいになると少し気になる程度に、60デシベル以上になると「うるさい」と感じるようになるそうです。
ちなみに人の話し声は、ひそひそ話だと40デシベルくらいで、普通の音量で話すと60デシベルくらいにはなるといいます。
自分では気がつかないけれど、他人からすると不快のもとになっているかもしれませんね。
暮らしやすさのための「防音性能」
生活における様々な騒音問題を防ぐためには、防音性能を高めた家づくりをすることも大切です。
せっかく家を建てたのに、周囲の音が気になって落ち着いて暮らすことができなかったり、騒音トラブルで近隣住民からクレームが来てしまったりしてはもったいないですよね。
防音対策をするには、家のサッシや窓、断熱材や遮音シートなど設備そのものをしっかり見直すことはもちろんですが、それだけでなく、普段からの気配りも大切かもしれませんね。
私たち無添加建築設計では、今回ご紹介した防音性能検査を全棟で行うことを推奨しています。
実際にお施主様の前で検査を行いますので、ご自身の目で見て確かめてもらうことができます。
これなら入居後の不安も解消することができますよね。
意外と気が付かない「音」の問題。
暮らしやすさを手に入れるためにも、防音性能を高めた家づくりをしていきましょう。
COLUMN
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