よく耳にする「標準仕様」とは?

推奨仕様とは? | 標準仕様との違い

例えばA社が販売する30坪、4LDK、2,100万円という規格住宅があったとします。

そして、あなたがA社を訪問し「この規格住宅のキッチンはLIXILのシエラ、またはTOTOのミッテという商品からお好きな方が選べて、カラーも選べますよ。」と営業マンから言われたとします。

この場合、LIXILのシエラとTOTOのミッテの2種類が、この規格住宅のキッチンの「標準仕様」となります。

キッチンだけでなく、壁紙、床材、工法、構造材、基礎などの全てにそれぞれ標準仕様があり、1種類、または限られた数種類の中から選ぶことになります。

標準仕様=中間グレードの商品、ではない

推奨仕様とは? | 標準仕様との違い

注意していただきたいのが、標準仕様というのは標準的な=高すぎず安すぎずの「中間グレードの商品」ではない、ということです。

あくまでA社の標準仕様というだけで、商品のグレードは別の話です。

グレードの高い商品を標準仕様として売りにしている会社もあるので、標準仕様の商品=グレードが低いというわけではありませんが、「標準仕様の商品が安物ばかりで、ちょこちょこ仕様(商品)を変えたら〇百万円も高くなってしまった。」という話もよく聞くのも事実です。

「2,100万円の規格住宅だったが、最終的には2,500万円になってしまった。」という話もよくあります。

推奨仕様とは?

推奨仕様とは? | 標準仕様との違い

無添加建築設計がつくる注文住宅は、世代を超えて永く、快適に過ごせる地震に強い自然素材住宅。

これらを叶えるべく、工法や素材をひとつひとつ吟味し、それぞれの推奨仕様としてご提案しています。

 

注文住宅は、間取りも大きさも仕様も全て自由につくることができます。

全てが自由なので、標準仕様という概念はありません。

しかし、世代を超えて永く、快適に過ごせる地震に強い自然素材住宅を建てるために「推奨」する仕様が私たちにはあります。

推奨仕様の例【室内の壁】

推奨仕様とは? | 標準仕様との違い

例えば室内の壁の仕上げ。

一般的に多いのが壁紙による仕上げです。

しかし、無添加建築設計では漆喰による仕上げを推奨仕様としており、壁紙、特に塩化ビニールクロスと呼ばれる素材の使用は推奨していません。

理由のひとつとして、まず壁紙は、壁に張るのに大量のボンドを使います。そのボンドは揮発し、室内の空気を汚染し、人体に影響を及ぼす可能性があります。

素材にもよりますが、壁紙は万が一の火災時に有害物質を発生させる恐れもあります。

 

それに対し、弊社で推奨している漆喰。

漆喰=自然素材と思われがちですが、ひとことで漆喰と言っても、ホームセンターに売っている安価なものなど数多くの種類が存在しています。

安価な漆喰はボンドが混ざっており、調湿作用がほとんど期待できないものもあります。

無添加建築設計が推奨するのは100%自然素材から生まれた漆喰

壁紙のようにボンドが不要で、万が一の火災時にも有毒物質を発生しません。

左官職人による美しい仕上げは面ごとに表情を変え、豊かな室内空間をつくりあげます。

また、室内の湿度をコントロールする調湿作用も担い、1年を通して快適な室内空間を保つ重要な役割を果たします。

 

推奨するには理由がある

推奨仕様とは? | 標準仕様との違い

無添加建築設計では、基礎から構造材、内装材に至るまで、全ての工法や建材にそれぞれ推奨仕様があります。

そして、上記した漆喰のように、同じように見える素材の中でも厳選したものを推奨仕様としてお客様にご提案しています。

もちろん、弊社の推奨仕様以外に「この建材を使いたい」というご要望があれば、プロの視点で調査したうえでアドバイスさせていただきますので、何なりとご相談ください。

全ては、世代を超えて永く、快適に過ごせる地震に強い自然素材住宅を建てるため。

最新技術を含め、弊社の推奨仕様は常に進化しています。