家づくりのきっかけをお聞かせください。
娘が通っている保育園の床が無垢材で、自分たちの家でも無垢材や自然素材を取り入れたいと思い、そういう家づくりをしようと決めました。
間取りや設計のポイントをお聞かせください。
夫婦ともに働いているので、家事が楽になるようにしてもらいました。
リビングは家族が同じ時間を過ごす、集いやすい場所に。
ダイニングの背面には、娘たちが勉強できるスタディコーナーを設置しました。
リビングからはキッチンの内部が見えないスタイルで、パントリーも見えないように配置しました。
リビングにはピアノも置き、将来は薪ストーブも設置することを想定したつくりになっています。
2階のファミリークロゼットには家族全員の衣類が収納できるようにして、夫婦それぞれの書斎もつくりました。
2階の洗面は桧を使い、居酒屋のトイレのような雰囲気で造作してもらいました。
住み心地はいかがですか?
自然素材の家を建てたかった自分たちにとって、無垢材をふんだんに使った空間はとても心地が良いですね。
帰宅後に木の香りがするのも好きです。
夏の日射は遮蔽し、冬の日射は室内に入るよう設計してもらったので、冬の昼間は暖房が不要なほど暖かいです。
漆喰や無垢材が消臭してくれるので、焼肉をしても翌日に匂いが残りません。
大黒柱をはじめ、柱や梁などの構造材は、担当の阿部さんと一緒に南三陸町の山に行って伐採したものです。
我が家で使う木材を自分たちで伐採体験させてもらうことにより、大人をはじめ娘たちも、山で木を育てる人、伐採する人、家をつくる人を通じて、家がどのようにできるのかを知ってもらえることができて良かったですね。
これにより、家を大切にする、そしてお父さんを尊敬する(笑)、そんな思い出に残る家づくりができました。
リビングの壁には記念に家族の手形もつけ、庭ではトマトやキュウリやナスを育てて、家庭菜園を楽しんでいます。