家のこと(新築)
2025.3.09. SUN
賢い子どもが育つ家づくり!子育てママ必見の間取りの工夫とは?

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賢い子どもが育つ家とは?

子育て中のママにとっては、子どもが心地よく過ごせるような家づくりをしたいものです。
子どもが成長すれば、いかに勉強に集中できる環境を作るか?というのも課題になってくるでしょう。
しかし、実は本当に賢い子が育つ家づくりというのは、子どもが1人静かに勉強に打ち込める環境を作ることではありません。
本当に賢い子どもが育つ家というのは、
◎家族とのコミュニケーションがとりやすい家づくり
◎学びを習慣化できる家づくり
◎遊びと学びが一体化できる家づくり
◎考える力が自然と身に付く家づくり
といったポイントをしっかり抑えた間取りの工夫がなされている家なのです。
具体的にどのような家づくりに気をつけたら良いのでしょうか。
今回は、子どもを賢く育てる家づくりの工夫についてご紹介します。
賢い子が育つ家づくり①子どもを孤立させない

賢い子どもが育つ家づくりで最も重要なのは、子どもの居場所。
子どもにとって、親や兄弟といった家族の存在はとても大きいものです。
常に家族の存在を感じられるような家づくりをすることが、子どものコミュニケーション力を育て、情緒の安定にもつながります。
◆子ども部屋を作るなら広さは要らない
子どもが成長すると、自立のためにも子ども部屋を用意することがありますが、あまり立派な広々とした子ども部屋を与えてしまうと、子どもがそこに引きこもってしまいがち。
引きこもって静かな環境で勉強した方がいいのでは?と思いますが、実は適度な雑音がする部屋で勉強した方が集中力を養うことができるのです。
そのため、最近は「リビング学習」を推奨している家庭も多くみられます。
リビング学習なら、家族の存在をいつも感じられるので、子どもも安心感が得られます。
また、適度な物音が常にしている環境に慣れておくと、受験などの試験会場でも、周りに気を取られず自分のことに集中しやすくなります。
もちろん、分からないことがあれば家族のサポートを受けやすいという利点もあります。
そして何より、誰かが見ている…という環境であれば、休憩ばかりもしていられませんから、すぐにまた勉強を再開することができるでしょう。
子ども部屋は、広くて快適でない方が、子どもの成長にとって良いのかもしれません。
◆子ども部屋を孤立させない家づくりを!
子ども部屋を作る際は、なるべく孤立させない配置にしましょう。
たとえば物音がうるさいからと、リビングから一番離れたところに子ども部屋を設けると、子どもが孤立しやすくなります。
逆に、リビングを通り抜けてからでないと行けない子ども部屋であれば、「ただいま」と帰宅後の子どもの様子もしっかりママがチェックできます。
子どもと自然とコミュニケーションがとれる家づくりは、子どもの成長を促してくれるでしょう。
賢い子が育つ家づくり②家中どこでも勉強スぺースに!

子どもは色々な場所で所かまわず勉強できた方が、集中力も高まり、新たな発見をすることができます。
リビングやダイニングでの学習はもちろん、天気の良い日は、お庭にテーブルを出して勉強させてもいいかもしれません。
こうすることで、勉強に行き詰ったときや飽きてきたときのリフレッシュにもなります。
このほかにも、どこでも勉強のキッカケが作れるように、
◎本棚をリビングや廊下など目に付く場所に設ける
◎ひらめきを助けるホワイトボードをリビングの壁に設ける
など、家中どこでも勉強スペースになる家づくりをしてみるといいでしょう。
ほかにも、トイレやお風呂の壁に、アルファベットの表を貼ったり、世界地図を貼ったりして、身近なところに学びのヒントをちりばめておきましょう。
賢い子が育つ家づくり③回遊動線を設ける

回遊動線とは、家の中をぐるっと回遊できるようになっている間取りのこと。
回遊動線のある家づくりは、家事が楽になるというメリットから取り入れる家庭が多いですが、それだけではありません。
子育てにおけるメリットは…?
・子どもがいつも家族の気配を感じられる
・思考が行き詰った時に家の中をウロウロすることでスッキリできる
・身体を動かす=脳が活性化する
・視覚的に広がりのある空間は思考を自由にしてくれる
といったことが挙げられます。
勉強の合間にぐるっと家の中を周ることで、家族の誰かに会い、そこから自然と会話が生まれます。
良いリフレッシュになるだけでなく、悩んでいたことのヒントが得られるかもしれません。
これもまた1つ賢い子どもが育つ家づくりの工夫と言えるでしょう。
賢い子が育つ家づくり④ギャラリー空間を設ける

玄関や廊下にはニッチなどの飾り棚を設けましょう。
そしてそこには、子どもが作った作品や、子どもの描いた絵をどんどん飾っていきます。
飾る際は、なるべく子どもにレイアウトを任せるようにしましょう。
こうすることで、子どものセンスがどんどん磨かれていきます。
もちろん、「どうやったらキレイに飾れるかな?」と考える力もついていきますので、賢い子が育つ家づくりには欠かせないことです。
特に玄関や廊下にあるニッチというのは、人が来た時に目につきやすい場所ですから、「すごいね」なんて褒めてもらえれば、子どものやる気もアップします。
賢い子が育つ家づくり⑤コミュニケーションがとりやすいオープン空間

これまでもご紹介したように、子どもが賢く育つには、家族とのコミュニケーションが大切。
子どもの基盤を作る家族とのやり取りは、子どもがいくつになっても重要なものなのです。
何かあった時に、子どもがすぐに声を掛けられ、ママやパパも子どもの様子を把握しやすい…そんなオープンな家づくりをするのが理想的でしょう。
たとえば極力間仕切り壁をなくしたり、子ども部屋のドアには窓を設けて外から見えるようにしたり、吹き抜けを設けて、ロフトからリビングにいる家族の気配を感じられたりするような家づくりがいいでしょう。
普段から自然と家族のコミュニケーションがとれる家づくりというのは、子どもの情緒を安定させることができます。
賢い子が育つ家づくりはコミュニケーションがしやすい家

もうお分かりの方も多いですが、賢い子が育つ家づくりとは、家族とのコミュニケーションが自然ととれる家づくりということです。
なにも特別なことではありません。誰にでも簡単にできる家づくりの工夫です。
私たち無添加建築設計でも、このような家族がいつでもつながれる家づくりを推奨しています。
加えて無垢材を使用した自然素材の家づくりで、快適さもプラス。
無垢材のフローリングの肌触りの良さや、見た目の美しさ、木のいい香りに包まれることで、五感の発達を促してくれます。
家づくりでは、パパやママの意見ばかりが優先されがちですが、子どものこともしっかり考えた家づくりをぜひ考えてみてください。
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